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【年齢別ロードマップを解説】小1の壁に備えて今からやるべきこと

目次

『小1の壁』は準備ゲーだ

『小1の壁』は
特に共働き家庭の仕事・子育て・家計に
大きく影響する問題です。

生活に及ぼす影響が大きいにも関わらず、
『小1の壁』自体を認識している世帯、
もっと言えば意識して対策している世帯は、
まだ少ないようです。

以下の記事では
『小1の壁』で詰む原因を解説していますが、
その要因の一つとして、
「『小1の壁』を知るのも、対策するのも遅かった」ということがあります。

【こんなはずじゃなかった…】小1の壁で詰むパターン5選を解説

  • 『小1の壁』について最低限理解したほうがいいことは?
  • いつから対策すればいいかわからない…
  • 子どもの年齢別でできることはなに?

僕自身は昨年子どもが産まれたことをきっかけに、
『小1の壁』の存在を知り、
6年後にセミリタイアすることで、
壁を乗り越えるライフプランを実践中です。

このライフプランをする中で、
「『小1の壁』は準備ゲーだ」とわかりました。

『小1の壁』で悩む人を減らすために、
子どもが産まれたばかりのような

できるだけ早い段階で、その存在と影響を知り、時間をかけて準備することが、
最良の対策だと確信しました。

そこでこの記事では、子どもの年齢に沿った
『小1の壁』対策ロードマップを解説します。

ロードマップの概要は先に以下に示します。

年齢別『小1の壁』対策ロードマップ

【(子どもの年齢)0~2歳】
・家計の土台作り
・共働き継続 or 働き方の検討

【3~4歳】
・学童の情報収集開始
・生活リズムのベース作り

【5~6歳(年長~小学校入学まで)】
・勤務形態の調整
・学童の申請

この記事を最後まで読むことで、
子どもの年齢別で何を準備すれば良いかわかり、
漠然とした不安が解消できます!

『小1の壁』とは

まず『小1の壁』とは何かを簡単に解説します。

小1の壁

”子どもが小学生になることで
保育園より預かり時間が短くなり、
共働き家庭の働き方が
難しくなる問題。
学童や長期休み対応の制約が増え、
仕事・子育て・家計の
バランスに大きく影響し、
多くの家庭が働き方や生活設計の
見直しを迫られるのが特徴。”

【小1の壁とは?】6年後に向けて今わかっていることをまとめてみた

0~2歳の間にやっておきたいこと

『小1の壁』に直面するのは、その名の通り
子どもが小学校1年生になるときなので、
6~7歳のタイミングになります。

そのため、
生後数か月の赤ちゃんを目の前にして、
「小1の壁についてちゃんと考えないと!」というのは、ちょっと気が早いと思うかもしれません。

ただ、その一方で自分たちの老後については、
まだ30~50年先の話なのに不安が尽きず、
資産形成をする人が増えています。

そのことと比較すれば、
数年後にやってくる『小1の壁』を考えるのは、
それほど早計なこととも言い切れませんよね。

そのため、まず0~2歳までの間に
やっておきたいことを解説します。

家計の土台作り

『小1の壁』対策として、
まず第一にやっておきたいのは、
家計の土台作りです。

報道等で『小1の壁』を知った人は、
子どもと親の時間の問題だと認識するため、
最初に家計を見直すというのは、
少し違和感があるかもしれませんね。

ただ、僕は『小1の壁』対策を考える上では、
まず間違いなく家計管理は外せない
と考えています。

そもそもなぜ『小1の壁』が不安になるのか
考えてみましょう。

子どもが小学校入学すると朝の登校時間や、
下校して帰宅する時間が非常に早いため、
親の働き方を見直したり、
学童などに行ってもらったりする
必要が出てきます。

例えば時短勤務にして、
子どもの帰宅時間に合わせることを選択すると、
時短勤務にした分は給料が減ります。

給料が減ると、
「子どもの教育費はどうしよう…」とか、
「資産形成もしなくちゃ…」などと、
『小1の壁』問題がいつの間にかお金の問題に変わります。

下記は2023年に
放課後NPOアフタースクールが実施した、
小学校1年生〜6年生の子どもがいる働く女性
(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)を対象にした
アンケートの調査結果を引用したものです。

出典:特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール
「小1の壁」に関するWEBアンケート調査結果

1000人の方にアンケート調査し、
子育てと仕事の両立を
「大変だ」と感じながらも、
仕事を続けるのは「家計のため」と答える人が、
90%近くを占める
のです。

つまり、
『小1の壁』とお金の問題は深く関わっているということです。

裏を返すと、
お金の問題をなんとかできれば、
『小1の壁』を乗り越えることは、
ぐっと容易になるということでもあります。

なつの

お金の問題を解決すること=
ほぼ『小1の壁』の攻略

そのため、
『小1の壁』対策としてまずやっておきたいのが、
家計の土台作りということになります。

家計の土台作りといっても、いきなり
「資産形成して収入の柱を増やそう」とか、
「すぐに副業収入を作ろう」といったことは、
言うつもりはありません。
(資産形成も副業もペースを守ってでも実践したほうが良いとは思いますが。)

まず最低限やっておきたいのは、
家計の収支把握です。

つまり、【毎月いくら収入があって】、
【いくら支出しているか】把握すること
です。

家計管理については、以下の記事が参考になります。

【収入減の不安を解消】小1の壁を乗り越える家計簿を解説

実際に『小1の壁』が訪れるのは数年後であり、
インフレが進むことや
更なる物価上昇も考慮しなければなりませんが、
まずは現状の家計把握ができると、
十分な余裕がありそうなのか、
時短勤務にするだけも破綻してしまうのかが、
大まかにわかるようになります。

このように家計の土台作りをすることで、
『小1の壁』対策をどう取っていくか考えることができるようになります。

共働き継続 or 働き方の検討

働き方を検討することも、
「5~6年後のことを考えるのは早すぎる」と
思うかもしれません。

実際、僕自身も最初は早いと考えていましたが、
妻と話すうちに「早めに考えられてよかった」と思いました。

どうしてそのように思うようになったかと言えば、
もし『小1の壁』直前まで
何も話し合いできていなければ、
『小1の壁』を理由に妻と僕のキャリアを
望むように進めることが
困難になっていたかもしれない
と思ったからです。

僕の妻は現在育休中ですが、
今の仕事をすることが好きであり、
今後も在籍する会社でキャリアを
積んでいきたいという考えをもっています。

一方で僕は、
ずっとサラリーマンでいることは考えておらず、
資産形成を完了させて、
いずれはセミリタイアすることを考えています。

このようなキャリアの展望を話し合ったことで、
『小1の壁』に向けて僕がセミリタイアすることになりました。

なつの

時間をかけて夫婦で
相談することが大切

現状では、妻の収入よりも、
僕の収入のほうが高いため、
人によっては6年後に僕がセミリタイアするのは、
もったいないと感じる人もいるでしょう。

『小1の壁』関連の情報や書籍には、
「ワーママ」など言葉が多く使われ、
ママさん向けに書かれているものがほとんどであることから、
どこか『小1の壁』はママさんに向けられた問題みたいに描かれがちです。

もちろんそれは本質的ではなく、
実際にはママさんだけでなく、
家庭みんなで乗り越える問題です。

直前まで何も考えないで
『小1の壁』を迎えてしまうと、
収入が低いということだけを理由に、
働き方を変えるようになり、
本来はキャリアアップを望んでいたのに
できなかったなどとなりかねません。

だからこそ、
『小1の壁』到達よりもかなり前の
できるだけ早い段階で、
お互いのキャリアについて話し合い、
十分な時間をかけて
判断したほうが良いと考えます。

3~4歳の間にやっておきたいこと

子どもがだいぶ成長し3~4歳になると、
『小1の壁』まであと3年から4年となり、
壁にどんどん近づいていることを
実感するようになるのではないでしょうか。

これまで関心がなかったとしても、
きっとアンテナが高くなって、
子育てをしている友人などから、
実際に『小1の壁』という
言葉を耳にするようになるかもしれません。

この時期からは、
0~2歳までに実施してきたことよりも、
より具体的な『小1の壁』対策をするようになります。

学童の情報収集開始

『小1の壁』対策として、
最も有効になるのが学童です。

学童とは、
小学校下校後に最長で19時ごろまで
子供を預かってくれる施設であり、
小学校になく、保育園にあった保育機能を
補完してくれるような存在です。

共働きが大多数を占める現在では、
夫婦でフルタイムの継続を望む場合、
学童を利用しないと
生活が成り立たないという家庭が多いのは、
言うまでもありません。

なつの

学童の存在はありがたいですが、
実は問題もあります。

ただ問題として、
そもそも学童に入れないということがあります。

下記は2025年にこども家庭庁が実施した、
令和7年 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況の調査結果です。

出典:こども家庭庁
令和7年 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況

特に注目してほしいのが、
緑線が学童を利用できなかった児童数、
つまり待機児童の人数です。

赤線の登録児童数が増加しているので、
年々改善はされている一方で、
待機児童数は平成27年から
おおよそ横ばい
であることがわかります。

理由は様々あるかと考えますが、
ひとつとして利用したかった近所あるいは通勤路途中の学童に入れずに諦めた、
(第2希望以降では生活に支障がある)ということが考えられます。

つまり、
施設はあっても入れない可能性があるため、
フルタイム共働きを継続する場合は、
学童の情報は早めに入手しておいたほうが良い
ということです。

ちなみに、
先ほどの調査結果には待機児童の項目で、
以下の内容が記載されています。

都道府県別では、東京都(3,360 人)、埼玉県(1,681 人)、兵庫県(1,464 人)、千葉県(1,106人)、神奈川県(1,067 人)で全体の約5割を占めている。 
抜粋:令和7年 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況

待機児童の約50%は、
1都3県+兵庫県に集中しているため、
この地域にお住まいの方は特に注意が必要
です。

同都県でも地域によって差がある場合も考えられるので、
今後各都県ごとにまとめてみたいと思います。

生活リズムのベース作り

数年後の『小1の壁』を見据えて、
生活リズムのベース作りをすることが
望ましいと考えます。

ただし、ここではあくまでも
’ベース作り’でOKだと思っていて、
「小学校からはこんな生活になるんだ」と
いうことが、体験できれば十分だと思っています。

この項目については同じ準備とはいっても、
保育園時代しかできない
生活リズムもあると思っており、
それに順応できていれば十分で、
生活がどう変わるかだけ
理解できていれば問題ないと思います。

『小1の壁』を意識するあまり、
目の前の日常を大切にできないのも
ちょっと違うと思ってしまうからです。

なつの

子供の今この瞬間も大切!

例えば、
大型連休のどこか1日をつかって、小学校入学後に
どんな動線を歩くのか確かめてみたり、
学童を利用しない場合のスケジュールで
子どもと家で過ごしてみたり、
体験型のイベントのようにしてみると
良いかもしれません。

5~6歳(年長~小学校入学まで)の間にやっておきたいこと

子どもが5~6歳の年長さんになると、
すぐそこに『小1の壁』が
見えているような状態になります。

恐らく周りの家庭でも、
小学校入学に関する多く情報を
集め出す時期だと思います。

もしこの段階で0~4歳までのロードマップに、
まだできていない項目がある場合には、
上から順に実施してみることをおすすめします。

多忙になるかもしれませんが、
全く対策せずに『小1の壁』を迎えるよりは、
だいぶ良いのかと思います。

さて、
いよいよ『小1の壁』到達前の重要な期間に
やっておきたいことを解説します。

勤務形態の調整

子どもが年長さんに上がったタイミングで、
親の勤務形態の調整を始めることが望ましいと考えます。

実際に働き方が変わるのは、
1年後ということになると思いますが、
上司・上長へ相談ベースでも
働き方を変えたいことを早めに伝えましょう

働き方を
どのように変えたいか次第ではあるものの、
人員配置・社員育成・業務調整などには
時間的に余裕があるほうが、
会社側も対応しやすいはずです。

なつの

早めの相談で会社側からの
信用を損ねることも防げます

早めに相談しておけば、
1年という時間をかけて
段階的に働き方を変えていくというような、
柔軟な対応をしてくれるかもしれません。

子どもが小学校入学する4月に
家庭内で一度に環境が変わると、
家庭全体でヘトヘトになってしまう可能性は
十分に考えられるので、
変えられるところから徐々に変えていくことで、
『小1の壁』で消耗する要素を
摘み取ることができます。

学童の申請

学童を利用する場合は、
子どもが年長さんであるうちに申請する必要があります。

3~4歳の間に情報収集できていれば、
それほど重要ではないかもしれませんが、
「そもそも学童の申請っていつ頃始めるの?」とぼんやりしないために、
一般的な学童の申請に関係するスケジュールを
以下に示します。

学童申請に関係する一般的なスケジュール
STEP
9月~10月:情報収集・見学開始

情報収集は前年から遅くともここまでには終わっておくのが望ましい。
申請に就労証明書が必要な場合はこの時期に会社で発行手続きをする。

STEP
10月~11月:募集要項の配布

第1希望がNGだった場合も想定する。

STEP
11月~12月:申請受付

期限厳守であり、一次募集に入れるかに注意する。

STEP
1~2月:結果通知
STEP
4月:入所

4月1日から入れる施設が多いため、小学校入学よりも前に学童に入所するようになる。

上記は一般的なスケジュールであるため、
詳細な申請スケジュールについては、
希望する施設のものを確認してください。

年齢別『小1の壁』対策ロードマップで準備万端!

『小1の壁』はその影響が、
働き方や家計、子育てと広く響くことから、
不安だけを煽られてしまって
どうすべきかわからないという状態に
なってしまいがちです。

僕もその当事者の一人なので、
ぼんやりとした不安はとてもよくわかります。

ぼんやりとした不安を解消してくれるのは、
やはり時間をかけて準備すること
だと思います。

この記事では紹介したロードマップで、
どのタイミングで何を準備したほうが良いのかをお伝えしました。

ただ、正直なところ
僕自身が6年後に『小1の壁』を迎えるため、
ロードマップの中程からは
ライフプランから予想されるものばかりです。

今後僕自身が経験したことを
さらに肉付けしていきたいと思いますが、
実際に『小1の壁』を体験している方、
あるいはもう少しで
『小1の壁』に到達するという方で、
「こんな注意点もあるよ」とか、
「もっとこういう方法もあるよ」などが
あればぜひ教えていただけると嬉しいです!

よりよいロードマップを作ることで、
『小1の壁』で苦しむ人がひとりでも減らせればと思います!

当ブログでは、
『小1の壁』を乗り越えるべく、
家計管理・資産形成・教育費・働き方、
そして子育て
について、
有益な情報を発信しております。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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